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そのむかし
2006年 07月 19日
純ちゃんが「オールウェイズ三丁目の夕日」という映画が楽しかったと
教えてくれました。DVDになってるので買って、一緒に観るつもりです。 私がちいさい時「マグマ大使」というヒーローものが大人気でした。 ピピピピピーッと笛を鳴らして、マグマ一家を呼ぶのです。 マグマ大使はお父さんで、お母さんの名はモル、 10さい位の男の子の名はガムです。 「マグマ大使」の写真を見てもらえばわかると思いますが、 一家全員、頭の左右にアンテナ様のものが立っています。 マグマは長髪で、そのまま飛んで来てくれます。 モルが何かに乗ってたかの記憶はありません。 ガムはちいさなロケットに乗っていました。 タンタンのロケットのようなロケットです。 アース(地球)という科学者が生んだ正義のマグマ一家は、 地球の平和を守るため、宇宙からやって来た悪者ゴアと戦います。 ゴアはちょうどこないだまで私がしていたような髪型で、キバも二本出ています。 で、子供たちは駄菓子屋でその呼び笛を買ってもらって、 空を見上げてデッカく、ピピピピピーッと吹くのであります。 一回吹くとガム、二回吹くとモル、三回だとついにマグマが飛んで来るのです。 母の目を盗んで大通りをこっち側に渡って来た私は、大空に向かって そら思い切り笛を吹きました。あまりにも笛の音が心を打つので、 私はもう一度ピピピピピーッと吹きました。そんで空を見上げてホッと 一息ついたとき「モルを呼んでしもた」ことに気づき、呆然としました。 私は大好きな男の子ガムに来て貰いたかったのに、マグマ一家のおかあさんを 呼んでしまったのです。ショックで涙も出ません。今よりずうっと広い空を 見上げてモルが来てしまうのを待つしかなく、自分のしたことへの深い後悔と、 これから会うであろうモルに、何と言うて帰って貰うかをマッハで考え続けました。 車も今みたいに延々と走っていない道路の向こう側から、 赤いカタマリがどんどんこっちへ向かって大きくなって来ます。 「なにしてんの、あんたわっ!」と言う声に、 ちいさな子供の私は震え上がりました。 うちのおかんが、私目がけて走って来るのです。 逃げようにもマグマ一家のおかんのモルを呼んでしもた以上待つしかなく、 うちのおかんが間もなく到着するのも待つしかない、学校にもまだ行かぬ 子供の私は大空とあっち側を交互に見詰めながら、どっちが先に来るんやろうと 涙も出ないで立ちすくんでおりました。
by ljbk
| 2006-07-19 22:48
| JB
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