今日、私は大失敗をしました。自分の不注意です。
けれども相手の方はゆるして下さいました。
そして、そこに居合わせたT夫妻が一緒に謝ってくれました。
T夫妻には何の落ち度もないのですが、居合わせたというだけで、
同じくらいの気持ちで謝ってくれたのです。
夜、ゆるして下さった方のお宅へお伺いすることになり、
T君が「僕が一緒に行く」と言ってくれました。
妻のCちゃんも「それがいい」と言ってくれました。
私はどちらにも申し訳なくてたまらないのですが、
もし同じことが起きた時、自分ならどうするのだろう?と考えています。
人のあやまちをゆるせるだろうか、誰かとともに頭をさげにいけるだろうか。
ゆるして下さった方は「私もしょっちゅうしてるから大丈夫」と、
怒りの気持ちすら持たれずに笑って言って下さいました。
ゆるす勇気を持った人がいるということを知りました。
同じようなことが昨日もありました。
私の書き損じの書類のせいで、二度手間を負うことになった方が、
やはり「私もしょっちゅうしています」と言って下さいました。
共に謝ってくれたT夫妻はまだ若く、いつでも二人で一生懸命に働いています。
5月になれば、二人の間に新しい家族が誕生します。
いつかその子が大きくなったとき、お父さんとお母さんはいつでも勇気を持ち、
人をとても大切にする人たちだということを、私は忘れないで言おうと思います。
そして人にゆるして貰ったことを胸に刻んで、私もそういう人になれますように。
困っている人のそばにいて、同じ気持ちで歩んでいけますように。